津山鶴山公園の桜

最近の地元新聞に、お城山の桜の数は1000本と訂正をする記事が載っていた。明治32年(1899)に、津山城は公園にするという条件で、津山市が譲り受け、その翌年から公園化に向けて、津山市在住の福井純一郎らを中心に桜の植樹が行われた。
その当時、総数5000本もの桜が植えられたと言い伝えられている。その時には実際に5000本の桜が植えられたと思うが、恐らく間引きをしたりして1000本になったのだと思う。数十年の後に、津山市が正確な本数を発表したのは、良い事だと思う。

この前テレビを見ていたら、ある地方のバス会社の車掌さんが、いつもバスで走っている、確か名古屋から金沢に抜ける街道を桜で埋め尽くしたいという夢を抱いて、一人で桜の植樹をはじめ、40才になる前に夢半ばでガンで亡くなった。しかしその意思を多くの人々が受け継いで、1万本の桜並木が完成したという番組をしていた。

この車掌さんもそうだが、私財を投じて津山の桜を植えた福井純一郎もまた奇人、変人、狂人扱いをされた。
福井さんのお陰で、多くの人々が今も桜を楽しんでいる。お城山の入口の左側に福井純一郎の案内板が設置されているので、是非一読をお勧めします。

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